第7期の最終日にあたって
- Akihiro Goto
- 2024年3月31日
- 読了時間: 3分
本日3月31日をもって、弊社第7期が終了する。毎年と同じく、今期を振り返りたい。

7期連続の奇跡の軌跡
8期を迎えるにあたり、幾つかのプロジェクトの終了が見込まれるため、「〇期連続」と言えるのはこれが最後かも知れないのだが、私が自社経営において重視しているあるKPI(指標)が、7期にわたって前期を上回ることができた。
しかし、2017年の創業から今日までを振り返ると、戦略的なシナリオがあったわけではなく、偶然が重なり続けたとしか言いようがない。コロナは、結果的に弊社のビジネスに様々な変化とプラスの作用をもたらしてくれた。物理的場所の制約を受けない新しい働き方、リモートワークの普及。これにより、複数クライアント間を行き交う移動時間や物理的制約がなくなり、ビジネスの生産性が格段に上がったのである。駅にはリモートワークのためのレンタルスペースが次々と設置され、新幹線の7号車はスマートワーク車両として自席からの電話や会議参加が可能となった。私は、定期的に通っている出張先の新幹線駅構内のリモートワーク施設を半日間利用し、様々なクライアントの会議に1時間刻みで参加するといったワークスタイルを頻繁に行っている(構内には売店、飲食店、そしてスタバもあり、実に快適なのだ!)。都内にいるときも、例えば18時からの会食がある日は、お店に近い場所でリモートワーク施設を18時まで予約し、18時ギリギリまで会議に参加してから会食に駆けつけることもしばしばである。
時間の概念も、サラリーマン時代から大きく変化した。「定時の出勤、毎日の出社」というルールがなくなり、クライアントとの打合せのスケジュールに合わせて日々の行動を計画している。平日は断続的に設定される会議によってまとまった時間を確保することが難しいため、一人で集中して資料を作成するなどの作業は、週末に行うことも少なくない。かと言って、平日も休日もなく長時間働き続けているというわけではなく、仕事とプライベートの両方のバランスを取りながら過ごせていると実感している。
8期目へ向けたチャレンジ
毎年、新しいことへのチャレンジが重要と言いながらも、既存プロジェクト、既存クライアントからの継続オファーは有難いことであり、まずはそれを最優先に取り組むという信条を続けてきた。8期は、いよいよこれまでとは異なるステージを迎えるという予感がしている。予感というか、そうしなければならない転機に対する覚悟というものだろうか。事実として、今月で終了するプロジェクトもあり、また、来月にも終了の可能性があるプロジェクトもあり、確実にいったんビジネス規模の縮小が見込まれている。
既存ビジネスの縮小は残念なことだが、一方で自分自身の時間やエネルギーに余裕が生まれることを意味する。これをチャンスとして活かすことができるかどうか?にかかっていると思っている。新しい引合も頂いているが、どれもこれまでとは異なるタイプのものだったり、どうアレンジすればよいか悩ましいものだったり。今、色々なことを試されているという思いが日々強くなっている。
明日から8期、新しいステージの幕開けだ。
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