PMO実践ガイドラインの初版リリース
- Akihiro Goto
- 2021年1月13日
- 読了時間: 2分
MixturePlusがプロジェクト現場で実践するPMOのノウハウを、PMBOKの体系をベースに整理したガイドライン(初版)を2020年12月リリースしました。

プロジェクトマネジメントを学ぶ上で、PMBOKはいわば教科書です。必要な知識が体系化されており、4年に一度改訂されることで常に内容の拡充が図られています。しかし、PMBOKはこれから車の運転免許を取ろうとする人にとっての教本であり、覚えておくべき知識が網羅されているものの、教本を読んだからといって運転ができるようになるわけではありません。実技講習があって運転技術を習得でき、また、実際の運転を繰り返すことで技能は上達します。
プロジェクトマネジメントも全く同様です。これは、プロジェクトに与えられる条件・制約がいつも異なるため、常に状況に応じた工夫が必要になるからであり、これは実践を積み重ねることで身につけることができる要素だからです。
その意味で、プロジェクトマネジメントには暗黙知の領域が少なくないと言えますが、これをできる限り形式知化することにより、エキスパートのノウハウをこれからプロジェクトマネジメントを学ぶ人へ移転しやすくできないだろうか、そんな思いで作成したのが、この実践ガイドラインです。
このガイドラインには、プロジェクト管理で必要となるタスク、成果物に対し、どんなポイントに注意すればよいか、弊社のコンサルタントが日頃から気にかけているノウハウを明文化されたヒント集という形で掲載しています。PMBOK上の記述を、敢えて実践レベルに合わせてカスタマイズして解説している箇所もあります。
昨年末に初版としてなんとか仕上げたものの、まだまだ改良の余地は多いと思っています。例えば、さらに実践で役立つガイドラインとするために、プロジェクト管理で必要となる文書については、各種テンプレートを用意したいと考えています。また、プロジェクト管理ツールとも連携し、ツール上にテンプレートを実装した状態で皆さんに提供できないか検討しています。
もし少しでもこのガイドラインに興味を持って頂けたなら嬉しく思います。お気軽にお問合せください。
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