New Normal ニューノーマル
- Akihiro Goto
- 2020年5月23日
- 読了時間: 3分
昨日の東京都の新型コロナ感染者数が3名に減り、いよいよ緊急事態宣言解除の可能性が見えてきました。私は、2月25日からクライアントが続々とリモートワークに切替り、Work From Home になって3ヶ月が経過。タクシー含めて公共交通機関にも2ヶ月乗っていません。
今後、徐々に以前の生活に戻っていく一方で、3密を避ける生活様式や、そのためのリモートワーク活用は一定程度で続くでしょうから、ニューノーマルと呼ばれる新しい生活、新しい働き方が、むしろこれから本格的に始まるわけですね。
ビジネスも含めて国内・海外への遠征や、美味しいレストラン巡りを今年の目標に挙げていただけに、出鼻を挫かれました。ただ、ずっとさぼっていた英語と中国語のSkypeレッスンを再開したり、長い散歩中にオーディオブックを聞くようになったり、プラス面があることも事実です。
仕事では、リモート環境下でもプロジェクトを円滑に推進するにはどうすれば良いか、という課題に向き合うことで、改めてPMOの重要性と求められるスキルの体系化に着手しています。今後、遅れ気味となっていくプロジェクトの増加も予想されるので、そのリカバリーを請負うPMOのニーズも増えると思っています。また、グローバルプロジェクトはリモート環境を常態とするわけですから(特に移動が制限されることを考えても)、この領域も今後の重点領域だと見ています(英語・中国語のレッスン再開も、ここに繋がっています)。
私が色々な土地への旅行(ビジネス出張も)が好きなのは、その土地における文化、つまり食事、それと共に嗜むお酒、それに適した気候や地理的条件、そして人の気質、といったように、全てが結びついている様を発見できるからです。その土地の文化の要素には、必ず理由があるわけです(旅行先で飲んだお酒が美味しかったからお土産に買って家で飲んだら美味しくなかった、ということありますよね)。
レストランは、それぞれが個性を持った小空間であり、食事は出来立てが一番美味しいという理由以外に、その場所で頂くからこそ得られる付加価値があります。料理に合うワインや洒落た内装、音楽だけでなく、食器へのこだわり、そして店長の人柄など。名店のテイクアウトは美味しいですし、オンライン飲み会も楽しいですが、美味しい、楽しいという感情の襞(ひだ)が限定的で、つまり、喜怒哀楽の振れ幅が狭い気がするのですが、それはやはり、リモートの限界だと思うのです。
これからの時代に求められるPMOプロフェッショナルに関する考察と、私生活におけるデジタル(バーチャル)とリアルの共存、これらの探究を通して「ニューノーマル」の定義を私なりに確立していきたいと思います。
感染症が流行りだした当初は、感染が広まらないよう新たな決まりがたくさん生まれ、慣れない生活に大変苦労しました。しかしコロナウイルスが蔓延し始めて3年がたった今、何がノーマルなのかがよく分からなくなってきてしまいました。