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一週間の完全Uターン・ワーク

  • 執筆者の写真: Akihiro Goto
    Akihiro Goto
  • 2021年8月28日
  • 読了時間: 3分

プライベートな事情により、全く想定していなかったのだが、今週一週間、ずっと岐阜の実家に滞在して遠隔地からの完全リモートワークを経験した。


現在、全ての仕事が原則在宅ワークとなっているが、先週金曜日に急遽東京から岐阜へ向かうこととなり、仕事へ少なからず影響が出るものだと覚悟していた。しかし、当たり前だが、リモート会議はどこにいても参加できるし、PC作業も場所は問わない。なんとなく漠然とした不安があったのだが、一週間を終えて、いつもと変わらない仕事をこなせたことに、我ながら少々驚いている。


唯一の課題は、ネット環境であった。私の実家にはインターネット回線がなく(これがそもそもの問題なのだが 笑)、モバイルWiFiで乗り切ろうとしたのだが、電波の通信状態が悪く、顔出しのリモート会議は実用に耐えなかった。1階よりも2階の方が通信状態が良いことを発見し、机とイスを2階へ運び上げるなどの苦労をして、なんとか仕事環境を維持することができた。


このコロナ禍、自由に外出はできないので、ずっと家にいたわけであるが、もしコロナ禍でなければ、のどかな田畑を散策したり、山や川へ出かけたり、アウトドアを楽しめることを実感した。東京では、お決まりのコースを走るしかないジョギングも、こちらではコースは無限に存在する。


物価が安い!若い頃にアジア諸国へ行って物価の安さに驚いたものだが、近所のスーパーへ行くと、それと同じような驚きを感じた。


一方で、セレクトが素晴らしいワインショップや、スタバだってある。田んぼの真ん中にドライブスルーができるスタバがオープンしていて、最初は、こんなところに高価なコーヒーを飲みに来るご近所さんがいるのだろうかと侮ってしまったが、いやいや、どでかい駐車場は軽自動車で埋まり、店内は満席ではないか!


残暑の季節になり、外を飛び回る主役はセミからトンボになろうとしている。週末は、甥っ子と虫取り網を持って野原を駆け回った。トンボを捕まえたのなんて、何十年ぶりだろう?


自然を満喫できるし、物価が安くても自分の報酬は変わらない(東京水準)わけだから、Quality of Life は一気に向上できる可能性を感じた。ただ一方で、東京には、世界でもトップクラスのレストランがひしめき合い、様々な商業施設が進化を続け、色々な出会いがある。まだ一週間だから感じないが、いずれ、これらの東京ライフが恋しくなることは明らかである。


私には、どちらかではなく、両方を満喫できる2拠点ベースの生活が理想なのかも知れない。以前は漠然と考えていたことだが、想定外ながらローカル・リモートワークを体験したことで、この理想は、より現実的な目標にしてもいいなと思えるようになった、そんな一週間であった。



 
 
 

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