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プロジェクトマネジメントの形式知化

  • 執筆者の写真: Akihiro Goto
    Akihiro Goto
  • 2018年3月24日
  • 読了時間: 3分

更新日:2018年3月26日

プロジェクトマネジメントは、PMP資格やPMBOKガイドなど既に知識として体系化された専門領域でありながら、その実践は簡単ではありません。優秀なプロジェクトマネジャーが持っている暗黙知をいかに形式知にしていくのか、私たちの挑戦です。


プロジェクトが持つ汎用性

私たちの回りには様々なプロジェクトが溢れており、二つとして同じものはありません。しかし、プロジェクトとうまく付き合っていくためのコツは広く共通であり、プロジェクト管理は、極めて汎用性の高いスキルです。

どんなプロジェクトも、限られた時間(期間)、資源(人・モノ)、予算(お金)という制約を持って産まれ、その制約の下で、目標を達成するするという使命を背負って始まります。制約がある以上、必ず課題も発生します。直接の利害が異なるメンバ・チーム・会社の間で、矛盾が生まれることも日常茶飯事です。これらの課題を早期発見し、矛盾を解決するための対応策を立案して合意形成を図らなければなりません。

この課題管理に並んで、限られた時間という制約を遵守してプロジェクト完了するための進捗管理、限られた予算という制約を遵守して完了するためのコスト管理など、プロジェクトを管理するための重要なことは、全て共通していると言えます。


PMBOKを超えた、プロジェクト管理スキルの形式知化への試み

進捗管理・コスト管理・課題管理といったノウハウは、PMBOKのような方法論やプロジェクト管理の専門家が執筆した書籍から吸収することが可能です。しかし、英語の文法や単語を徹底的に習得して検定試験で高い得点を獲得しても英語コミュニケーションのエキスパートになれるわけではないのと同様に、PMBOKの全てを頭に詰め込んでも優秀なプロジェクトマネジャーになれる保証はありません。プロジェクトは二つとして同じものがないため、数多くの実務経験や応用スキルが不可欠であるからです。

これらの熟練したプロジェクトマネジャーが体得している、いわば暗黙知となっているスキルを、PMBOKのように他者が習得できるような形式知へできる限り変換したいと考えています。


色々な環境で働く上での武器として

プロジェクト管理スキルを使いこなせれば、色々なプロジェクトに関わるきっかけができる。

経営者のプロが、業種の異なる企業の経営者を次々と務められるように、プロジェクト管理スキルに精通した人材は、様々なタイプのプロジェクトに参画してマネジメントを実践し、プロジェクトのゴール到達に貢献する機会を得ることができます。プロジェクトの内容が異なるほど、接するステークホルダーも多岐にわたり、現場で常に新しいことを見聞きし、自分自身も沢山のことを学ぶことができます。その結果、プロジェクトで障害に突き当たった時の対処法の選択肢が増え、プロジェクト管理スキルも一層磨くことができます。これが、プロジェクト管理を極めることの醍醐味です。


一人でも多くの方が、この強力な武器を手にすることができるよう、挑戦して行きます。


 
 
 

1 Comment


houtengzhanghong
houtengzhanghong
Feb 23, 2022

どんなプロジェクトにおいても大事な点は同じなので、それを忘れずにプロジェクト管理に携わりたいと思いました。

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